裁断士の視点

前回は形状記憶カーテンについて少しだけ触れました。化学繊維だからこそできる技術で、大きな真空釜というもので焼くんだそうです。取材する機会があれば、順次紹介していきますね。

さて今回は、生地の幅を継ぎ足す事について触れます。
社内ではインターと呼んでますね。木材では接ぐ(はぐ)といいますね。
生地幅は1m、1,5m、2m、3mとあるんですが、窓の大きさはそれ以上のものもあるし、生地によっては1m幅しか生産されていなかったり、様々な窓に対応するためにインター(生地を継ぎ足し)します。

無地ならそれほど問題は無いんですが、柄物はやっかいです。
つなぎ目の柄が合わなくてはいけないですから。
これもリピートといって何センチおきにリピートされていることがカタログに表記されています。
ですから縦方向にも横方向にも足していくことは可能です。

ただし、ここに裁断の難しさもあります。きっちりと切らないと柄がずれます。
また、仕上がったとき綺麗な位置でインターの箇所が見えなくてはいけません。
(写真は継ぎ足すために悪戦苦闘中に様子と、アイロンをかける前のインターし終わったあとの生地です。)

生地への印刷物とか刺繍もの、織り柄物などいろいろありますが、どれも皆厄介ですよ
生地の印刷は、生地は柔らかく印刷がずれることもあるので、リピート通りには合わないこともあります
刺繍物は生地に対して真っ直ぐに刺繍されていないこともあるので、これも合わせるのは大変な苦労が要ります

このインターについては、まだまだ語ることも多いので、これからも何度か投稿していきますね。

(いけだ)IMG_5848a IMG_5868a

社内ローテーションで裁断の業務に就きました。
もちろん大先輩の指導の元、チェックされ、鍛えられという毎日です
やはり違う業務を担当するというのは発見が多いモノで、その発見を業界の方のみならず、ごくごく一般の方にもおもしろいネタとしてご提供していこうという所存で、わたしの担当とさせて頂きます。

記念すべき第一回は「形状記憶カーテン」「形状記憶のれん」「形状記憶シェード」などなど。意外とこの「形状記憶」って需要が多いということ。このシーエスエス東京(Curtain Sawing Service カーテン・ソーイング・サービスの略)という会社には、形状記憶をさせる設備が整っていてカーテンだけではなくカーテン以外でも形状記憶させることが可能です。
もちろんふんわりしたカーテンのドレープだけでなくテーブルライナーやランチョンマット、 などでもできますし、ソファーや様々なインテリア部材にいろいろ装飾的なモノを付加させてそれを形状記憶させることも可能でしょう…(もちろん相談・検討の上で進めさせて頂きますが…)

可能性のレベルは、当方の想像を超えたユーザーさまが持っていらっしゃるので相談頂ければ幸いです。どしどしご連絡頂ければ当方の課題になることもありますが、何らかの形で一歩でも、二歩でもすすまめてもらえればありがたいところです。
なんと言っても「カーテン・ソーイング・サービス」=カーテンなどに関する縫製のサービスを行う会社ですから….

(いけだ)


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